日本の首都
投稿日時 2004-7-2 12:10:12 | トピック: 日々の出来事
| 私は18で高校を卒業するまで、北海道の東部、 オホーツク海岸にある、佐呂間町と言う 人口8,000人ほどの小さな町で暮らしていました。
札幌まで、電車+車で6時間くらいでしょうか。 内地(北海道では「本州」のことをこう言います)の感覚で言えば、 全くの他県ですよね。
私の高校時代、進学や就職で札幌へ行く、と言うのは ちょっとしたステータスでした。
多分、大部分の北海道人の、都会ヒエラルキーの頂点には、 「札幌」の文字が燦然と輝いているはずです。 その下に、旭川、帯広、函館、北見などが続くのですが、 その中に「東京」の文字は含まれていないのではないか、 そう、私は思うのです。
私の場合、 「高校卒業したら札幌に行く」などと言われると、すぐに 「いいなー」とか「ウワッ、すっげー」なんて言葉が返ったのですが、 「卒業して東京へ行く」と言われても、 まず「?」が返っていましたね。 「東京?」 って。
可哀相に、北海道なかんずくオホーツク海沿岸で人生のすべてを 過ごして来た高校生には、現実としての「東京」の概念を、把握することが できなかったんですね。 「東京」は自分の人生の圏外にあった、とも言えます。
今、現役の北海道の人たちにとって、日本の首都はちゃんと東京なのでしょうか? 私の高校時代は、まだ札幌でしたよ。
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