初めは・第33代　推古(すいこ)天皇です。
　　　　幼名　　食炊屋姫尊(かやしきのひめみこと)

父は欽明(きんめい天皇、
母は蘇我稲目(そがのいなめ)娘の堅塩姫(きたしひめ)
夫は敏達(びたつ)天皇、

34歳のときに未亡人となり、叔父の蘇我馬子(そがのうまこ)の、
擁立(ようりつ)で41歳時、

厩戸皇子(うまやどおうじ)後の聖徳太子を皇太子にして即位する。
そうして天皇記と国記を編纂(へんさん)し、
遣唐使(けんとうし)をおくっていた。

また、日本とか、天皇の称号(しょうご)が使われ始めたのが、
この時世(じせい)からといわれています。
生没554年〜628年　75歳で没。
蘇我馬子（そがのうまこ）は最高の権力を残して
626年没。


2度目・　第35代　皇極（こうぎょく）天皇。
　　　　幼名　　宝皇女（たからのみこ）
父は茅渟王（ちぬおう）
母は吉備姫王（きびのみこ）

夫は舒明（じょめい）天皇は病弱であったので、
蘇我馬子（そがのうまこ）に政治を任せていたが、
亡くなり、子供が幼かったので即位したです。
馬子も亡くなり、息子の蝦夷（えみし）も
権力の座を入鹿（いるか）に譲っていたのです。

そうして、蘇我氏（そがし）は天皇を恐れぬ勢力を保っていたが、
聖徳太子の弟、山背大兄皇子（やましろのおおえのおうじ）の家族を死に追いやり、
その為に、物部（もののべ）一族の生き残りの勢力が強まり、

その先頭に立ったのが、中臣鎌足（なかとみのかまたり）であった、
鎌足（かまたり）は、

天皇の息子の中大兄皇子（にかのおおえのおうじ）に、
蘇我入鹿（そがのいるか）を殺す話を持ちかけていったのです。

645年6月12日飛鳥板蓋宮大極殿（あすかいたぶきのみやだいぎょくでん）
韓国の高句麗（こぅくり）百済（くだら）新羅（しらぎ）の三国の
使者が国書を持って訪れてその迎えの式典の際に、

皇極（こうぎょく）天皇の目の前で、
息子の中大兄皇子（なかのおうえのおうじ）が蘇我入鹿（そがのいるか）を斬り殺したのです。

入鹿の父の蝦夷（えみし）は、もう最後と悟り自分の館に火をつけて
死んだのですが、
この時に、天皇記や国記も焼けてしまったのです。

天皇はそうして息子を即位させて　第36代　孝徳天皇となって、
難波長柄豊碕宮（なにわのながらのとよさきのみや）大阪市中央区法円坂に都を興すしたのです、
中大兄皇子と中臣鎌足が力をあわせて、
内政改革をして年号も、大化と定めた大化の改新なのです。

天皇が病で亡くなり、再び即位して第37代　斎明（さいめい）天皇して
政治をみまもり、
都を飛鳥岡本宮へと遷したのです。

韓国の新羅（しらぎ）は百済（くだら）を滅ぼしたので、
その援軍に向う途中に亡くなったのです。
生没594年〜661年　68歳で没。　


3度目・　第41代　持統（じとう）天皇
　　　　幼名　顱野讃良皇女（うののさららのひめみこ）
　
父は中大兄皇子で後の天智（てんち）天皇
母は蘇我遠智娘（そがのおちのいらつめ）
夫は父の弟で大海人皇子

天皇は壬申（じんしん）の乱の際に、
夫の大海人皇子（おおあまのおうじ）後の天武天皇。

兄が、天智天皇のときに皇太子であった大海人皇子は、
天智天皇は息子の大友皇子に即位させることを知ったので、
妻や家来と一諸に吉野に身を隠した。

天智天皇が病死したので妻と一諸に大津京の都、大友皇子を攻めて
自害させて、天武天皇として即位したのですが、
病で亡くなり。

翌694年即位したのです。
生没645年〜702年　58歳で没。



4度目・　第43代　元明（げんめい）天皇
幼名　阿閇皇女（あべのみこ）
父は天智天皇（てんちてんのう）
母は蘇我倉山田石川麻呂（そがのくらやまだいしかわまろ）
夫は草壁皇子（くさかべのおうじ）

草壁皇子は病で亡くなり義母の持統天皇も亡くなり、
孫の首皇子（おびとのおうじ）が幼いので、
自ら即位をしたのです。

この頃　藤原不比等（ふじわらのふひと）が最高の権力を握り、
銅を献上させて、
408年貨幣（和銅開珎）鋳造させた、
和銅3年に奈良平城京に都を興した。

和銅5年に天皇は帝記を基に神話から推古（すいこ）天皇までを、
太安万侶（おおのやすまろ）と稗田阿礼（ひえだのあれい）に
日本文字で古事記を作成するように命じ、
古事記3巻が712年に完成した。

また少し遅れて天武天皇の息子の舍人親王（とねりしんのう）等は
日本書紀を720年に30巻と諸国の風土記を完成させました。
生没661年〜721年　61歳で没。



5度目・　第44代　元正（げんしょう）天皇
　　　　　幼名　氷高皇女（ひたかのみこ）
父は草壁皇子（くさかべのおうじ）
母は元明（げんめい）天皇

首皇子（おびとのおうじ）がまだ15歳であったので、
代わって即位したのです。

母と藤原不比等の死後、
不比等の4人の兄弟は陰謀を企み、天皇の妹の吉備内親王（きびないしんのう）と夫の長屋王（ながやおう）その一族を滅ぼしました。
生没680年〜748年　69歳で没。



6度目・　第46代　孝謙（こうけん）天皇
幼名　阿倍皇女（あべのみこ）
父は聖武（しょうむ）天皇
母は藤原安宿（ふじわらのあすかべ）
未婚ので初めての女性の皇太子です。

天皇は母は藤原仲麻呂（ふじわらのなかまろ）を後見役にして、
亡くなる。

常に病弱であった天皇に祈祷師（きとうし）の弓削道鏡（ゆげのどうきょう）の祈祷を受けていました、

そうして道鏡（どうきょう）の寵愛（ちょうあい）を受けるようになり、
その為に仲麻呂（なかまろ）が怒り、
また皇太子の大炊王（おおいおう）と対立して、皇位を大炊王に譲り。

次に第47代　淳仁（じゅんにん）天皇が即位したが、
藤原仲麻呂が反乱を起こしたが失敗して大隈に配流され、

そうして淳仁天皇も関係があるとして、
淡路に配流れました。

再び孝謙天皇は、第48代　称徳（しょうとく）天皇として即位しました。

弓削道鏡（ゆげのどうきょう）は天皇を利用して、
太政大臣禅師（だじょうだいじんぜんし）天皇に准ずる位になったが、
天皇が亡くなると権力もなくなり、
造下野国（しもつけのくに）千葉県に流されて、
2年後にこの世を去ったのです。
生没718年〜770年　53歳で没。



7度目・　第109代　明正（めいしょう）天皇
　　　　　幼名　興子（おきこ）
父は後水尾（ごみずお）天皇
母は徳川和子（かずこ）徳川秀忠将軍の娘。

奈良時代から天皇筋では男の子が絶えたことがなかつたが、
後水尾天皇には女子ばかり誕生していたので、長女の興子が即位ました。
生没1623年〜1696年　74歳で没。



8度目・　第117代　後桜町（ござくらまち）天皇
　　　　　幼名　智子（としこ）
父は桜町（とくらまち）天皇
母は二条舎子（りよこ）
弟の英仁親王（ひでひとしんのう）はまだ5歳であっさたので、
即位して弟が13歳になった時に、英仁親王に譲ったのです。
生没1740〜1813年　74歳で没。