父は伊豆の豪族、北条時政
　夫は義経の兄、源頼朝（みなもとのよりとも）

頼朝の父義朝（よしとも）が平清盛に敗れた時に、
三男であった頼朝は、伊豆の蛭ケ小島（いるがこじま）に流されたのです。

政子が頼朝を好きになったのですが、
父の時政は猛反対したのです、
当時は平氏の時代で（平氏であらずば人にあらず）云われた時代とか。

もし、源氏一族の人物との噂になれば当然、
清盛からの仕返しを恐れていた時政でしたが、
政子は反対を押して頼朝と結婚したのです。

父の時政は困っている最中、
1180年　以仁王（もちひとおう）から平氏を倒せとの令旨（りょうじ）が届き。

頼朝が兵を挙げたので、父の時政も全面的に協力して、
平氏を壇ノ浦で滅亡したのです。

夫の頼朝は1192年に征夷大将軍となったのですが、
武家政権をつくりあげて頼朝は7年後に亡くなったのです。

将軍職を継いだ息子の頼家（よりいえ）でしたが、
北条一族と御家人との対立で、

頼家（よりいえ）と弟の実朝（さねとも）が殺されて、
母の政子は幕府の崩壊をくいとめている最中、

後鳥羽上皇（ごとばじょうこう）朝廷側が兵を挙げて攻めてきたのですが朝廷側が敗れたのです。

政子と弟の義時は幕府の実権をにぎり尼将軍と呼ばれたのです。

1225年8月16日没。