陽神(ひのかみ)で女神・天照大神(あまてらすおおみかみ)
父神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)

天照大神(あまてらすおおみかみ)は妹で、
夜神(よるのかみ)の月夜見命(つきよみのみこと)や八百万(やおよろず)の神々と一緒に天上(てんじょう)の高天原(たかまがはら)で日々を過ごしいたのですが。

ある日、怪しい一人の男が高天原(たかまがはら)に姿を現したので、
天照大神(あまてらすおおみかみ)は男装姿で鎧、兜(よろい、かぶと)に身を包み砦に登って弓糸を力いっぱい引き絞り狙いをさだめ時に。

怪しい男が両手を大きく振っているので、
天照大神(あまてらすおおみかみ)は弓から手を離し近ずいて来る姿を見て。

弟の須佐之男命(すさのおのみこと)と解かり、
何故、高天原(たかまがはら)に来たのか尋ねたら。

父神に追放されたので姉に別れの挨拶に来たのだと云い、
行き宛が無さそうなので。

天照大神(あまてらすおおみかみ)は、
八百万(やおよろず)の神々と話合った結果。

八百万の神々も話の内容を受け入れてくれたので、
須佐之男命(すさのおのみこと)は高天原(たかまがはら)で、
暮らせるようになったのですが。

月日が経つと、元来(がんらい)暴れ者であった、
須佐之男命(すさのおうのみこと)は悪戯ばかりするようになり。

多くの神々は困り果てて話合っている最中にも、
須佐之男命(すさのおのみこと)は若い女神の体を木の棒で怪我をさせたので。

怒った天照大神(あまてらすおおみかみ)は天岩戸(あまのいわと)にお隠れになったのです『天岩戸とは洞穴です』

すると、今まで明るかったのに一瞬に周囲が真っ暗闇になってしまい、
驚いた多くの神々は天安川（あまのやすかわ）の川原に集まり。

みんなで話合っている最中に、
天宇受売命（あめのうずめのみこと）という女神は、
突然、乳を出して裸踊りをはじめたのです。

すると、始めは驚いていた神々も狂ったように踊りだし、
余り、外が騒がしいので。

何事が起きたのかと思った天照大神（あまてらすおおみかみ）は
天岩戸（あまのいわと）入り口の扉を少し開けた瞬間。

扉の外際で隠れていた天手力玉命（あまのてりきたまのみこと）が素早く天照大神（あまてらすおおみかみ）手を掴み天岩戸（あまのいわと）外へ引き出したのです。

すると辺り一帯（いったい）は明るくなり、
元の高天原（たかまがはら）に戻ったのですそうして、
須佐之男命（すさのおみこと）は高天原（たかまがはら）を追放され、
韓国（からくに）へ行ったのです。