野草　それは人々にあまりにも身近すぎて見向きもされない可愛そうな植物である。
しかし、野草と言える植物全体から見れば、その見向きもされない野草も、人々にとっては結構価値のある植物だ。
人が生活する上で、衣、食、住全てに何らかの形で利用されているのをご存知であろうか。

（衣）　に関しては、染物の原料や一部の布にも使用されている。
（食）　では、(春の七草・薬草)や山菜など結構利用され、風味や味、四季の香りなどを堪能できる。
（住）　に関しては、大昔は萱葺き屋根等に使われていた(萱・葦)等がそれであるが、現在でも高級和風住宅などには和の趣向と風情を出すために結構使用されている。

この様に、胆に野草かと言って見過ごされている中で、役立つ植物も多いいことを見直して見ると、これがまた結構可愛いものである。
山野や野原、荒地、田圃や畑の畦、はたまた屋敷の周り庭先など、いたるところに生える野草（雑草）の中でも、四季折々に花が咲き、見て楽しみ食べて美味しく風味有り、身体に良いとあれば早々簡単に見捨てられるものではないと言えるのではないだろうか。

しかし、たかが野草といえども見分けや利用方法を間違うとこれまた厄介で、医者の手を借りる事にもなりかねない。
脅す訳ではないが、類似ている植物で食べられるものと食べられないものが有るので、良く調べて採取しなければならない。

当社ホームページ中、「食べる事の出来る野草」と題して掲載しているので、参考にしてください。

春の七草では（セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ）で、手近なものでは「スズナは漬物にしたり、また、おでんに入れたりするカブの事、スズシロは大根でしょっちゅう食卓に上がっているのではないでしょうか。

秋の七草は（フジバカマ・ナデシコ・オミナエシ・キキョウ・ススキ・クズ・ハギ）で、この秋の七草では、薬用効果のあるものが多いい。

これらから見れば野草の中には、結構食べる事の出来る種類が多く含まれている事がわかる。

これからの季節、野草狩り（山菜狩り）というのも、秋の行楽の一つに取り入れては如何なものか？

結構意義あるのでは...