こちらは北海道の南西部、黒松内町です。
天然記念物「ブナ北限の地」なので、３人位は知ってるかな？
春グマが出ました。北海道新聞に載ったので御存知の方も・・・。
黒松内はまだまだ雪に埋もれてるのですが、
なんか勘違いしたのでしょうか？
「雪が融けて、クマ穴に水が溜まったから出たのでは？」と
地元のクマ撃ちの人が言ってました。
そうだとしたら、森の王者「羆（ヒグマ）」も結構大変なんだな。

さて皆さんは熊にあったらどうしたら良いか知ってますか？
1.【勇敢に立ち向かう！】
　なんてことしたら、死にます。ほぼ、確実に。
2.【猛ダッシュで逃げる！！】てなことしたら、100％襲われます。
　熊のダッシュは時速50Km、100ｍを7.2秒です。勝てます？
　「逃げる者は追う！」それが獣の本能です。
　その気がなくても反射的に襲っちゃいます。
　（熊のことですよ〜、熊の）
3.【死んだ真似をする。】真似しなくても良くなります。
　注）熊熊言ってますが、北海道に居るのは羆（ヒグマ）です。
　　　本州の「月の輪熊」より大型で、性格も荒く獰猛です。

じゃあ〜どうするの？

答えは「お引取り願う」＆「そお〜っと、お引き取りする」です。
基本的に羆は人間との接触を好みません。人間の危険性を学習してます。
若い熊の中には学習不足も居て、じゃれかっかたり、縄張り確保の為攻撃する個体もいます。（猫と違って、じゃれられただけでも一大事です。）
最も危険と言われてるのが、仔連れの母熊です。
仔を守る為、より一層の攻撃性を表します。

さて「お引取り願う」には、こちらの存在を教えてあげます。
「熊よけの鈴」あれがそうです。効果はあります。無いよりずっとましです。
人間が居るのが判れば、避けてくれる可能性が上がります。
川の中で音が消される場合や出会い頭に会ってしまった場合は・・・幸運を祈ります。

「そお〜っと、お引き取りする」時は、羆から視線を離さずに、
身に付けた物を少しづつ地面に落としながら、後ずさりして距離を稼ぎます。
（距離が離れ、すぐに襲う気配がないときは、そっと視線を外す。）
急な動きはこちらの攻撃と取られる危険があり、
背を向けるのは逃避（弱者の行動）と取られます。
咳払いはこちらの威嚇と取られ、大声も衝動的な攻撃を誘引します。
羆の視力は悪く１０ｍ程度まで近付かないと、はっきり見えないそうです。
襲う気がなくても確認の為に近付くようです。
（1）【会わない努力をする】
（2）【会ってしまったら、静かに立ち去る】

大事な奥様の写真だろうが、飲み屋のママに貰った携帯番号のメモだろうが、躊躇せず捨てながら、その場を離れるのが鉄則です。


では、皆様の幸運をお祈りします。
ちょっと掲示板を宣伝させて下さい。　
山菜の掲示板です。遊びに来て下さいネ。