皆さんは四国の大きさを実感したことはありますか？実は私はありますよ。

九州の大分に住んでいた頃に大分の別府からフェリーに乗って宇和島に着いたのが昼１２時くらいだったでしょうか？天気もそこそこいいところで当ての無い車の小旅行が始まりました。それまで、四国に行ったことの無い私は昔父親から金毘羅山に行ったとか四国霊場八十八箇所の話をうすうす聞いてて、この機会に見て回ろうと考えました。

当時ドライブが好きな私は新しい道を見つけては「自分しか知らない抜け道」と思って自己満足に浸っていましたので、その四国の道はどこをとっても私の欲求を満たすには申し分ありませんでした。

さあ、まずは当てなく佐田岬を抜けて高知県に向かいました。岬の美しさを横に見ながらいつの間にか四万十川、播磨橋、路面電車の高知県に突入しました。ちょうど、看板にもあった桂浜で坂本竜馬を見て、ちゃっかり竜馬ポスターを買ってしまいました。ちなみに父は昔そこで提灯を買ったみたいです。桂浜で日は暮れ始めて暗くなりました。そのまま高知県から徳島へ国道をブッチギリ走行して夜中はただ徳島を抜けて、香川県に入りました。

朝陽が登り始め午前５時を迎えたので金毘羅山に登ろうと思い、車を駐車場に置いて、金毘羅参道の誰もいない通りを我が物のごとく一気に本道まで石段を駆け上がって、汗だらだらになったのを覚えています。これは爽快だった。このお参り後に国道沿いの讃岐うどんやさんに入って朝食を食べた。やっぱり讃岐うどんはこの”こし”が命やね。ぶっかけうどんに掻揚天ぷらつけておにぎりつけてワンコインでおつり付！「うまい」！！！

この頃から頭の中で「２４時間以内に四国一週できるじゃん！！」と思い始めて、朝食後は一心不乱で宇和島を目指し１２時までにゴールしたのを覚えています。

四国は思ったほど大きくは無く、実は手軽に観光できるんだなあと思いました。都会の慌しさは一切感じさせない、のどかさを持ち、自分のペースでゆっくり観光でき、道端には気取ってないうどん屋さんがセルフで安く美味しいうどんを提供してくれる。都会を忘れたいならここに行け！。きっと蛍やゲンゴロウやザリガニに出会える自然にいっぱいの島ですよ。瀬戸内海で育った私には非常に親近感の沸く所でしたよ。